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万事屋の金さんの事件簿

オンラインゲームトリックスターの日記を主に書いています。

 

もう一つのトリックスター(小説)その1 

努力は、報われるなんて誰が言った?
努力が、報われないなんて誰が言った?

それは、努力しなかったモノの言い訳ではないのか?


骸が、白熊を初めて見たのは、4歳の時。
アラスカ大陸の特集をやっていたテレビの世界だった。
骸は思った。
白熊を生で見たいと……
どうせ見るのなら動物園ではなく、大きな大地アラスカ大陸で見たいと思った。

それからと言うもの骸は、欲しいモノは、我慢し、お年玉や小遣いなどは、全て貯金。
そして、資金が貯まったのは、それから10年後……
骸、14歳。


『女の子1人で、アラスカなんて遠い場所に行かすことなんて出来ない』


父親にそう言って怒鳴られ、骸は家出同然で家を飛び出した。

1人で船に乗った時には、罪悪感はあったモノの白熊に合えるという期待の方がでかく、骸の胸はそのことだけで溢れていた。

骸は、船の廊下の窓から外を見渡すと海の世界が広がる。


「もう引き返せへん。
 ウチは、白熊に会うんや……」


骸は、自分で自分を言い聞かせた。
すると骸に1人の女の子が近づいてきた。


「貴女も一人旅?」


女の子は、そう言ってニッコリと微笑む。


「う、うん」


女の子は、ツインテール。
髪型も骸とそっくりだった。


「なんや、アンタとウチ、キャラ被ってないか?」

「え?そ、そうかな??」


女の子が戸惑いを見せる。


「アンタ、いくつや?」

「14だよ……
 えっと、貴方は?」

「アカンわー。
 歳まで被ってる……」

「そ、そうなんだ……
 えっと良かったら、名前を聞いてもいいかな?」

「ウチの名前か?」

「う、うん……」

「ウチの名前は、骸や」

「骸!?
 変わった名前だね!」


女の子が、目を丸くさせて驚く。


「せやろ……?
 ホンマ、親恨むわー」


骸は、そう言ってため息をつく。
女の子は、苦笑いを浮かべた。
骸は、女の子の目を見て尋ねる。


「ウチの名前、教えたってんから、アンタの名前も教えたってや」


骸が、そう言うと女の子は、ニッコリと笑う。


「うん!
 私の名前は……」


女の子が、そこまで言った時、骸の体が光り輝く。


「なんや、これ……?」

「わぁー。
 綺麗!それ、どんな魔法なの?」

「これ、ウチの魔法やない!」

「え?え?え?」


女の子が戸惑っている。
そして、次の瞬間、骸は女の子の目の前から姿が消えた。
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Category: もう一つのトリックスター(小説)

Thread: トリックスター

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