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万事屋の金さんの事件簿

オンラインゲームトリックスターの日記を主に書いています。

 

もう一つのトリックスター(小説)その3 

「本来なら、銀髪のツインテールの女の子をこちらの世界に呼ぶ予定だったのですが……
 間違って貴方をここに呼んでしまった……」

「……なぁ、アンタ、ローリンさんって言うたなぁー」

「はい……」

「一発、殴ってええか?」


骸はそう言って拳でローリンの頭を殴った。


「返事を待つ前に殴るなんて反則です……」

「反則やない!
 妙なコトしてからに!」


骸は、怒鳴った。


「あのー」


すると1人の少女が、骸の後ろから現れる。
手にはハンマーを持っている。
そして、骸はその少女に見覚えがあった。


「あ!
 アンタ、アラスカ行の船に乗ってた……」

「あ!
 骸ちゃん?」

「ああ、そうや!
 骸ちゃんや!」


骸は、嬉しそうに笑う。
女の子も少し嬉しそうだった。


「あー。
 よかった!この島に来て気づいたら白い耳とか尻尾とかついてるし……
 あの町は、知らない人ばかりだし……
 ホント、意味不明!」


女の子は、そう言って頬を膨らませる。


「すみません。
 ポーラーさん」


ローリンは、ポーラーと呼ぶ少女に謝った。


「アンタ、ポーラーって名前なんやな」

「うん!
 私、ポーラーだよ」

「うーん。
 よくわかんないけど。
 私、ホッキョクグマに会えるの?」

「ええ、きっと会えますよ」

「わかりました。
 ただし、ホッキョクグマに会えるようにするって約束は必ず守ってください。
 守らないとハリセンボン!」

「あなたなら、きっとそう言ってくれると信じていました……」

「これからどうすればいいですか?」


ポーラーは、静かなトーンでローリンに尋ねた。


「まずは、貴女に渡すものがあります。
 ここにあなたの冒険に役に立ちそうな物を用意しました。
 受け取ってください」


ポーラーは、静かに装備を受け取った。


「ウチには、何かないんか?」

「骸さんには、まずこの世界カバリア大陸の住人になれるよう、その姿を変えてもらいます!」


ローリンは、そう言って杖を高く持ち上げた。
すると骸の体が、光る。
そして、骸の頭の上に耳が生える。


「これは……?」

「熊です」


ローリンは、静かに笑った。
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Category: もう一つのトリックスター(小説)

Thread: トリックスター

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