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万事屋の金さんの事件簿

オンラインゲームトリックスターの日記を主に書いています。

 

もう一つのトリックスター(小説)その12 

亜金は、トキ。
プレゲトンは、羊。
玉藻は、狐の耳と尻尾をつけている。


「玉藻、他の狐さんたちは、尻尾は2個なのにどうして玉藻は7つもあるの?」

「勘違いしてるかもしれないが、私の耳と尻尾は本物だ」

「え?」

「私は、妖狐族だ」

「えっと……
 妖怪?」


亜金が、首を傾げると玉藻は、クスクスと笑う。


「まぁ、似たようなものだ」

「耳触っていい?」


亜金は、玉藻に尋ねる。


「ダメだ」

「じゃ、尻尾……」

「ダメだ」

「ケチ……」


亜金は、口を尖らせる。


「どうして、そんなに触りたいんだ?」

「いや、漫画やアニメだと。尻尾や耳に触れると感じたりしてるから……
 現実世界でも、そうなのかなと……」

「殴るぞ?」


玉藻は、ニッコリと殺意を込めた笑顔で笑う。
そして、殴ろうと拳をあげる。


「ごめんなさい……!!」


亜金は、小さく震える。


「はぁ……」


玉藻は、ため息をつく。


「え?殴らないの?」

「殴ろうとしたが止めた」

「え?」


玉藻は、何かを思ったがそれを口に出すことはしなかった。


「なんでもない……
 とりあえず私は、お前のそのいじめられっ子体質を治すことにする」

「……え?」

「お前の父親から頼まれたことは、もうひとつある。
 お前のいじめられっ子体質を治すことも頼まれてるんだ」

「そっか……」


亜金は、一瞬寂しそうな顔をした。
亜金は、思った。
父親が、玉藻に依頼を出さなければこういう結果には、ならなかったんだろう。
初めて友達ができる。
そう思っていた亜金だけに少し寂しかった。


「さぁ、冒険に出るぞ!
 まずは戦闘地区に行く!
 そこで、戦闘の基礎練習をやる。
 お前を一流の剣士にするのも私の仕事だからな!」


玉藻は、そう言って亜金の手を引っ張る。
亜金は、玉藻に言われるがままに戦闘地区へと向かった。
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Category: もう一つのトリックスター(小説)

Thread: トリックスター

Janre: オンラインゲーム

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