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万事屋の金さんの事件簿

オンラインゲームトリックスターの日記を主に書いています。

 

もう一つのトリックスター(小説)その18 

「ウチらの技も解放してくれんか!
 武器なら色んなモノを使えるように訓練してるねん!
ハンマーだけやと戦いに支障をきたすかも知れへん。
かみさまや万桜さんと比べたらウチらは、雑魚やけどなんらかの力に慣れると思うねん!」


骸が、そう言うとローリンは、頷いた。


「貴方たちさえよろしければ、この戦いに参加してもらいたいです。」

「ちょっと待ってよ!
 皆どうして平気なの?
姉さんも姉さんだよ!
さっきから黙っててさ!
父さんと母さんが死んだんだよ?
姉さんは、平気なの?」


亜金は、涙目で怒鳴った。


「平気な訳あらへんやろ……?
 ウチだってオトンやオカンが、死んだって聞いてショックや……
でもな、テオスくらい亜金だって名前を聞いたことあるやろ?
冷静になって考えてみ……
ウチらが今、大阪へ帰ったって出来ることなんてあらへんやろ?」

「せめて、葬儀だけでも……」


亜金の声が、小さくなる。


「そうやな……
 それは、やってあげたい……
けど……」


骸は、そう言ったところで亜金を突き飛ばす。
すると亜金が居た足元に矢が、突き刺さる。


「え?」

「あ、仕留めそこなった。
 俺ってアンラッキー」


少年の声と共にゆっくりと男子生徒の姿が現われる。


「あ……」


亜金は、声をあげる。


「久しぶりだな?亜金」

その声と同時にもう1人少年が現われる。


「ジルにジャギ……」


亜金は、思わず目をそらす。
ボウガンの矢を放ったのが、ジャギ。
後から現れたのがジル。
亜金のクラスメイトで、亜金を引きこもりにさせた張本人だ。


「私もいるわよ?」


そう言って少女が現われる。
少女の名前はベル。
彼女もまた、亜金を苛めていた。
亜金は、下唇を噛み地面を見る。


「お前ら、なんだ!
 当たったらどうするんだ!
そもそもプレイヤー間での攻撃は、禁止されているんだぞ!」


玉藻が、3人に怒鳴る。
するとジャギが、舌を出して笑う。
舌には、ドクロのマークが、つけられていた。

「あはははは!
 何、この女、マジウケけるんですけどー
 殺す気で撃ったんだよ。
 別にいいだろ?そいつ生きていても価値なんてなんもないし。
生きるだけで、酸素の無駄?みたいなー」


ジャギは、嬉しそうに笑う。
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Category: もう一つのトリックスター(小説)

Thread: トリックスター

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