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万事屋の金さんの事件簿

オンラインゲームトリックスターの日記を主に書いています。

 

もう一つのトリックスター(小説)その21 

マリンデザートは、燃えていた。
火の海……と言えば、大げさだが悲鳴と呻き声が、あちらこちらから聞こえてきた。


「どないなっとんねん……」


骸は、小さく呟く。
骸の後ろに何者かが立つ。
骸は、その気配を感じ、大きくその気配から離れる。
そして、その気配の主を確かめる。


「む……
 流石は、ローリンに認められたモノ。
 ワシの気配を感じ取るとはな……」



杖を持った老人が、そう言って骸を見る。


「アンタ、1人でこんなことをしたんか?」


骸のその言葉を聞いた老人は、嬉しそうに笑う。


「マリンデザートくらいワシ1人で潰せることじゃが……
 何か問題でもあるのか?」

「なんやねん!
 なんで、こんな酷いことができるねん!」

「さてさて、言っている意味がわからんのぅ……
 主らが、虫を殺すように、ワシも人を殺した。
 ただそれだけのことじゃが……」

「人と虫はちゃうやろ!」


骸は、ハンマーを構える。


「そんな下級武器で、ワシを倒せるとでも?」

「やってみな、わからんやろ!」


骸は、ハンマーを老人に向かって振り下ろす。
しかし、ハンマーは、空振り。
老人は、嬉しそうに笑いながら骸の頭を杖を軽くあてる。


「1回」


老人は、ボソリと呟く。
骸は、その呟きなど気にせずハンマーを振り回す。
技も使う。

しかし、老人には当たらない。
老人は、骸が攻撃をしかけ外すたびに数を数える。

そして、その数が20に達した時、老人は小さく呟く。


「フレイムトルネード」


火柱が骸の足元から立ち上がる。
骸は、それを紙一重で避ける。


「なんやねん!
 その程度の魔法やったらウチでも避けれるで!」

「ワシの魔法は、まだ終わらんよ」


老人が、そう言った時、火柱が骸の方に向かって襲い掛かる。
骸は、その攻撃も避けるが、火柱が次々と襲う。


「なんや、この魔法は……」

「ワシの魔法は、『この程度』じゃないのじゃよ」


火柱を避けるのに疲れ果てた骸に老人のフレイムトルネードは、容赦なく襲い掛かる。
フレイムトルネードが、骸に当たろうとしたその刹那、1つの影が骸の前に現れる。


「ウィンドサークルブランディッシュ!」


バッファローだった。
バッファローが、剣の風圧でその炎を消し去った。
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Category: もう一つのトリックスター(小説)

Thread: トリックスター

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