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万事屋の金さんの事件簿

オンラインゲームトリックスターの日記を主に書いています。

 

もう一つのトリックスター(小説)28 

うみが、笑う。
それと同時にうみの目が赤く光る。


「貴方、私を怒らせたようですわね」


うみは、同じ大鎌を召喚し玉藻の懐に入る。
そして、大鎌を振り下ろし、玉藻の体を真っ二つに斬る。


「玉藻!」


亜金は、思わず声をあげる。


「大丈夫だ。
 必殺!空蝉の術だ」


玉藻は、うみの背後に回り何でもカッターで、うみを斬りつけようとするが、うみは紙一重でその攻撃を避ける。
うみは、大きく後退し、いずみの元へジャンプして移動する。


「お姉さま!
 ここは、一気に片付けましょう!」


うみが、鎌を構える。


「待って。
 今、ベルゼブブ様からメールが届いた」


いずみが、冷静な口調で話し出す。


「え?」


うみが、一瞬怪訝そうな顔をする。


「今、読み上げるわ。
 『全員、バンパイアキャッスルまで来るように』」

「コイツらは、どうしますの?」

「殺すように指示は受けてないわ。
 私たちが受けた指示は、亜金君の実力を確かめること」

「そうですが……」


いずみが、静かな目でうみを見る。
うみが、ため息をした後に鎌を解除する。


「貴方たち、命拾いしましたわね」


うみは、そう言い残すと携帯移動機で、その場から姿を消す。

亜金は、何もしない。
ただ、それを見ているだけ。
いずみは、そんな亜金を見てこう言った。


「貴方、さっきの話は本当?」

「え?」


亜金は、静かにいずみの方を見る。


「『誰かを殺すのなら誰かに殺される方がマシ』って話」

「うん」

「そう……」


いずみは、鎌を大きく振り上げる。


「俺を殺すの?」


いずみは、静かにため息をついた。


「いいえ。
 今は、殺さない。
 でも、指示があれば殺すわ。
 逆を言うと指示が出るまで貴方は、殺さない」


いずみは、大鎌の装備を解除すると携帯移動機を使い姿を消した。
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Category: もう一つのトリックスター(小説)

Thread: トリックスター

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