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万事屋の金さんの事件簿

オンラインゲームトリックスターの日記を主に書いています。

 

もう一つのトリックスター(小説)29 

「なんなんだ?
 アイツらは……」


玉藻が、亜金に尋ねる。


「さぁ?」


亜金は、首を傾げる。


「そうか……」


玉藻は、ため息をつく。
プレゲトンが、姿を人型の姿に戻す。


「アイツらは、テオスじゃ」


プレゲトンが、そう言うと玉藻が目を丸くさせる。


「テオス……?
 あの魔王ベルゼブブを筆頭にしたファルシオンと肩を並べるくらい強いと言われる、あのテオスか?」

「そうじゃ」


玉藻の問いにプレゲトンが頷く。


「なんで、そんな奴らがカバリア大陸に……?」


亜金が、プレゲトンに尋ねる。


「そこは、わからん」


プレゲトンが首を傾げるとコーラルビーチにアナウンスが流れる。


「只今、マリンデザート地方にて、謎の襲撃を受けています。
 腕に自信のない方は、マリンデザートには近づかないでください。
 繰り替えします――」


「マリンデザートって、亜金のお姉さんがいるところじゃないのか?」


玉藻が、俺の方を見る。


「うん」


亜金は、頷く。


「心配じゃないのか?」

「別に……
 姉さん、そこそこ強いんだし大丈夫だと思う」

「いくぞ……」

「何処へ……?」

「お前の姉さんを助けにだ!」


玉藻が、怒鳴る。
亜金は、体をビクリと震わせる。


「亜金、行かないと後悔することになるかもしれないぞ……?」


プレゲトンが、亜金の目をじっと見ながらそう言った。


「そうなの?」

「お前のお姉さんが、殺されたらどうする?
 亜金は、悲しくないのか?」

「悲しいけど……
 姉さんが勝てない人に、俺が勝てるとは思えないよ」

「そうか……」


プレゲトンは、肩を落とした。
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Category: もう一つのトリックスター(小説)

Thread: トリックスター

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