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万事屋の金さんの事件簿

オンラインゲームトリックスターの日記を主に書いています。

 

もう一つのトリックスター(小説)34 

うみは、大鎌を落として膝をつく。


「ダークエレメントって、毎回ダメージが返って来るんじゃないのですの……」


うみが、小さく呟く。


「毎回来るよ。
 第2激目は、すぐ来るよ」


亜金が、そう言うとうみの体に斬撃が襲う。
うみは、思わず悲鳴をあげる。
そして、3激目、4激目と続いた。


「何をしたのですの?」


うみが、震えながら亜金に尋ねる。


「時間差攻撃だよ。
 俺の得意魔法なんだ」


亜金は、そう言うとしゃがみうみと目線を合わせる。


「降参するのなら、もうダメージを与えないよ」

「好きにしてかまわないですわよ」


うみが、よろめきながらブラウスのボタンを外す。


「何の真似?」

「男は、みんなこういうのが好きなんでしょ?
 犯したければ犯せばいい。
 殺したければ殺せばいい。
 貴方の好きにすればいいですわ」


うみは、そう言うとブラウスを脱ぎ捨てる。


「そ、そんなことしないよ!」


亜金は、慌てふためきながらプレゲトンから手を放す。
するとうみは、一瞬で亜金の背後に周り大鎌の刃を当てる。


「男って単純ですわね」


亜金は、固まる。


「うみ。
 もう、その辺でいいわ」


いずみが、亜金に向けられている大鎌に手を当てる。


「お姉さま?
 無事でしたの?」

「その子の時間魔法で、少し動きを止められていただけよ。
 怪我なんてしてない」

「そうですか。
 よかったですの。
 では、この人は、一瞬で楽にしてあげましょう」


うみが、そう言うといずみは首を横に振り否定した。


「ダメよ」

「どうしてですの?」

「私が動けないとき、殺そうと思えば殺せたはず。
 なのに、この子はそれをしなかった。
 つまりこの子には借りがあるの。
 だから、今は殺さない」


いずみが、そう言うとうみが、大鎌を解除した。


「わかりましたですの……」


うみの表情には少し悔しさが残っていた。
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Category: もう一つのトリックスター(小説)

Thread: トリックスター

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