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万事屋の金さんの事件簿

オンラインゲームトリックスターの日記を主に書いています。

 

もう一つのトリックスター(小説)35 

「それに今、フィサフィーさんから連絡が来たわ。
 全員ベルゼブブ城に集合だって……」


いずみが、そう言うとうみは、ため息を着く。


「仕方ありませんわね……
 亜金!貴方との勝負は、お預けですの!」


うみは、そう言って携帯移動機をポケットから取り出す。
そして、姿を消す。
いずみも、亜金の方を見たあと姿を消した。


「亜金……
 お前、強いんだな」


玉藻が、驚いた顔で亜金の方を見る。


「強くなんかないよ。
 俺は、戦いは苦手なんだ。
 それより、玉藻、怪我していない?」

「私は、大丈夫だ」


玉藻は、そう言って笑う。


「そっか。
 なら、よかった……」


プレゲトンは、ゆっくりと人の姿へと姿を変える。


「……亜金、10点。
 不合格だ」


プレゲトンは、そう言って亜金の腰をつつく。


「え?」

「お前が、しっかりと戦っていれば、いずみもうみも倒せたはずだ。
 どうして、殺さなかった?」


プレゲトンは、冷たい目で亜金を睨む。


「殺すとか俺には無理だよ。
 前にも言ったように、俺は誰かを殺す人間になるくらいなら、誰かに殺される人間になる方がましだ」

「いずみは、ベルゼブブの部隊でも強い部類にはいる。
 あんなチャンス二度とないぞ?」

「そんなこと言われても……
 俺に人殺しなんて無理だよ」

「青いな」

「青いさ」


プレゲトンは、亜金を睨む。


「まぁ、今回は何とかなったからよいではないか……」


玉藻が、プレゲトンをなだめる。


「“今回”はな
 次、戦うときは、いずみもうみも、倒せないと思うぞ?」

「その時は、その時だよ」

「もういい……
 お前の甘さは、十分わかった。
 その甘さ、私が徹底して叩き直してやろう」


玉藻は、そう言うと亜金の手を引っ張る。


「何?」

「その前に、消火活動だ。
 私を使い炎を吸収しろ。
 そしたら、この程度の炎、消せるだろう」


プレゲトンは、そう言うともう一度、剣の姿になった。
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Category: もう一つのトリックスター(小説)

Thread: トリックスター

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